朝日ラバーの品質方針で大事なことは、「お客様目線の品質」を大切にすることです。得意先クレーム“ゼロ”や法令遵守に取り組むことは当然ながら、お客様のニーズを的確に把握した製品を開発し、資源と時間の無駄を省いた生産活動に取り組んでいます。私たちは常にお客様の視点や立場に立った品質づくりを目指しています。
国際規格であるISO9001品質とISO14001環境を一本化した、ISO統合マネジメントシステムをベースとして、更なる品質向上を目指し、自動車産業の国際的な品質マネジメントシステム規格であるIATF16949の取得準備を開始しました。
品質の基本である“ルールを守る”として、品質会議や設計デザインレビューで横断的な課題や対策の進捗状況などのレビューを実施しています。これらは不良発生の未然防止策として重要なプロセスであり、その力量を高めていきます。今後も着実に管理のサイクルであるPDCAを回して継続的改善に取り組んでいきます。
土台を構成するのは人材に他なりません。TQM活動の一環で全員参加のQCサークル活動の成果報告会も年2回実施しており改善による品質向上はもとより、人材育成に効果を上げています。問題の発見力と解決能力を磨くべく、さらなる管理技術と、ゴムの能力を最大限に発揮するための固有技術を身に付け、人として常に学ぶ姿勢を持ち、絶えず良質な品質をお客様にご提供し続けていきます。
私たちは環境問題が人類共通の重要課題であると認識し、「環境にやさしいものづくり」をスローガンとして掲げ、関連法や省エネ法の遵守を行いながら、生産性向上および、生産過程での供給原料の量に対する製品量の比率(歩留り)を高めることで、資源使用量を低減する努力を日々続けています。これからも事業の成長を通じて環境保全と社会への貢献を高めていきます。
法規制の遵守、有害物質規制の遵守、廃棄物の削減やエネルギーの削減などを方針に掲げ、環境考慮のものづくりを推進してきました。
再生可能エネルギーである太陽光発電パネルの設置、省エネ設備の導入、照明器具のLED化を進めています。特に、太陽光発電では、白河工場、第二福島工場へ自家消費用の太陽光発電パネルを屋根全面に新たに設置するなど、CO2の削減効果を高めました。また福島工場へは熱反射塗料による屋根塗り替えを実施し、電熱プレスへは、保温ジャケットの設置を増やし、作業環境改善、プレス放熱ロス削減、冷房負荷低減を行いました。また省エネ、節電を推進し、電力量を各職場で見ることが出来るデマンドコントローラを設置しました。このように環境・省エネ委員会を中心とした草の根活動は、全社の環境意識向上へとつながっております。東日本大震災を経験した福島県にある企業として、これからも環境にやさしいものづくりを目指していきます。