品質は朝日ラバーの「土台」と考えています。すべての活動は、品質という堅固たる土台の上に成り立っています。徹底して品質にこだわり、「品質の朝日ラバー」という評価をいただけるような製品づくりを目指します。
1998年にISO9001の認証を取得しました。品質改善のPDCAサイクルをまわし、顧客満足を目的とした製品やサービスの品質を保証するための管理体制を構築し、よりよい品質の製品をお客様にご提供し続けていきます。
社内工程にて使用する原材料、加工済み材料、外注委託品、副資材(新規品など)について、蛍光X線分析装置による徹底した分析を継続し行っています。また、昨今定期的に欧州より公示されるREACH規則SVHC(高懸念物質)に該当しているフタル酸ビス(2−エチルヘキシル)(DEHP)についても、新規配合には使用せず、既存配合も計画的に配合変更をしており、環境にやさしいものづくりを目指して活動を行っています。
現場での改善が会社全体の成果につながると考え、当社ではすべての部門で改善提案制度を導入しています。新入社員からベテランまで、小さなことでもまず提案しようという風土づくりで繰り返し改善を進めていく環境を整え、さらに現場の改善を他の部署でも共有することで横展開を図っていきます。
東日本大震災のような大地震による大規模災害が発生した際において、緊急対策本部が迅速かつ的確に対応し、人的被害ならびに業務への影響を最小限にとどめることを目的にして被災直後の初期対応に関するBCPマニュアルを定めています。このなかで緊急時の組織、メンバーの役割、対応方法のほか緊急連絡網、安否確認サービス、備蓄品リスト、携帯用の防災カードなどが規定されています。
また、災害時の仕組み以外に地震災害時に製造設備や金型、測定装置を守るための重量物固定や落下防止、免震台などハード面の整備も進めています。
私たちの暮らしをより豊かにし、また自然環境に配慮したゴム製品を開発するため、常に材料と配合の研究を続けています。技術部門と研究開発部門の連携を強化し、会社としての総合力を発揮できるようにしています。新規分野の事業や新製品の創出と技術基盤の強化を目的として、積極的に社内外の技術の融合や先端技術の取り込みを進めています。
毎月、外部よりゴム配合に関するアドバイザーを工場にお招きし、技術部門と研究開発部門が合同で技術検討会を開催しています。配合技術の担当者や研究開発担当者が自分の担当するテーマについての問題点を持ち寄り、課題を共有してディスカッションを行うとともに講師から解決のヒントをいただきながら、実験や試作を繰り返します。テーマを完結させるとともに他のメンバーからも新しい技術的な知識を学んでいます。