株式会社朝日ラバー

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環境・社会活動報告

朝日ラバーが目指す人材像
  1. 私たちは、一人ひとりが自立心を持って目標に挑戦します。
  2. 私たちは、個性を尊重しつつ人間性の向上を育み、仕事を通じて自己実現できる環境づくりを目指します。
  3. 私たちは、公平に機会を与え、公正かつ具体的に評価し処遇を決めます。

 中期経営計画の人事基本方針を「仕事に厳しく、生活は守る」とし、仕事とその成果を公正に配分していきます。基本戦略として、従業員との対話を大切にし、安心・健康でやりがいのある働きやすい職場づくりに努めます。  2012年度から新人事制度を開始しました。従業員が公平に評価され、働きがいやモラールの向上につながるよう、資格等級制度、評価制度、給与制度を見直し、目標を必ず達成できる企業体質の構築を目指します。
 育成では、多様な知識と考え方の習得に向けて人事ローテーションを積極的かつ計画的に行います。また、自己啓発の促進に努め、通信教育等は修了を条件に費用はすべて会社負担として自主的な知識の習得を支援しています。

両立支援制度の充実

 組織の生産性と活力を高めていくためにも、男女ともに柔軟な働き方と多様なライフスタイルを選択できる諸制度の充実を図っています。特に育児、母性保護、介護に関する制度の見直しに力を入れています。制度の整備にとどまらず、活用を促進するために、制度の周知徹底、ニーズ調査の実施、施策検討チームによる検討などに取り組んでいます。

「くるみん」マークを取得しました

 当社は2011年11月、次世代育成支援対策推進法に基づき、従業員の子育て支援を積極的に推進している企業として、次世代認定マーク「くるみん」を取得しました。当社では、育児休業取得率91%達成(2010年度)や、男性従業員による子の看護休暇の取得など、子育て支援の成果が出はじめています。またすべての従業員が有給休暇や子の看護休暇を半日単位で取得できる制度を整備したことも評価されました。引き続きワークライフバランスを積極的に推進します。

主な両立支援制度一覧
両立支援制度実績(国内事業所および関係会社)(単位:名)
有休休暇取得者数

 工場の中には事故に発展しうるさまざまな危険が存在します。当社では、毎月工場毎に安全衛生委員会を開催し、安全の基本となる2S(整理・整頓)を中心とした工場内パトロールを継続しています。3工場合同で開催する委員会では、その結果を持ち寄り、多様な視点から問題の発見や改善につなげています。また、安全パトロールの他、事故のリスクを評価し、重要度の高い事故に対して発生予防策を取り、リスクを低減させるリスクアセスメント活動にも取り組んでいます。これらの安全活動に加え、定期健康診断やその結果のフォローアップ、作業環境測定、「なんでも相談窓口」の開催など、心と身体の衛生にも着眼し、職場環境の安全衛生がよりよいものになるように取り組んでいます。

混練り機の固定

 BCPの取り組みのコンセプトは、自社責任での生産復旧対象を第一としています。東日本大震災の経験を踏まえて、重量設備である混練り機の固定を行いました。また、荷重測定器やキュラストメーターといった測定機器は、内部基盤の破損防止や落下を防ぐため、免震用治具を測定テーブルに取り付けました。金型はお客様からお預かりしている大切な資産であるため、金型台に専用固定ベルトを取り付け、落下防止を図っています。
 原材料の安定確保の観点からは、全仕入先様へのBCPの取り組み状況の調査と対策依頼を行うとともに、流通拠点の確認を行っています。BCPは自社の復旧のみならず、お取引様や社会的インフラなど多岐に渡り、想定外の事象が発生することも予想されますが、自助をベースに連携をとりながら、一週間以内の生産再開を目指して取り組んでいきます。
 コミュニケーション面においては、勤務時や通勤時また在宅時など被災状態に応じて対応できるよう、「防災カード」を更新し不安の軽減化を図り、必要であれば家族への配布も行っています。さらに、職場の連絡網の整備を図るとともに、安否確認登録システム「ぶじっ」による緊急時の連絡網を導入し、全従業員の安全がそれぞれにパソコンや携帯電話にて確認できるようにしています。

従業員数(2013年3月31日現在)(単位:名)

 第二福島工場において、安全衛生活動のグループリーダーとして活動しています。2012年度は、エリアセンサーの設置、機械の作動ボタン・非常停止ボタンの作動の確認・交換、コンセントの過電流の全件点検・交換などを行いました。また、女性従業員の意見をもとに夜間照明を見直し、建屋玄関にセンサーライトを付けたほか、駐車場に続く公道に街灯を設置するよう地域行政に働きかけ、対応を図っていただいています。
 現場も意見を出してくれますが、こちらからも積極的にコミュニケーションを取り、問題を聞き出すよう努めています。職場の安全は、物理的な対策やルール化だけでなく、個人の意識も重要です。過去の事故例を共有し、現場で疑似体験させることで危険を実感させる実践主義を徹底しています。
 現場にはまだまだやるべきことがたくさんあります。これからも仲間達と一緒にもっと上を目指します。

医療製品事業部 生産グループ 主任佐藤 孝弘