このたび、株式会社朝日ラバー(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:渡邉陽一郎 証券コード5162)は、2030年に向けたビジョン「AR-2030VISION」の一環として、「サステナビリティビジョン2030」を制定いたしましたのでお知らせいたします。ESGの観点から持続可能な社会の実現に向けて貢献する目標を定め活動を進めてまいります。
1.「サステナビリティビジョン2030」の制定
ゴムが持つ無限の可能性で未来を創り、
持続可能で明るく快適で豊かな社会の実現に貢献します
【解説】
私たちは、仲間や子どもたちが、日々「明るく・快適で・豊かに」過ごせる社会を未来につなぐためには、社員一人ひとりが主役となって地球的課題について学び・考え・行動することが重要だと考えています。同時に、さまざまなステークホルダーとの対話や協働を通じて、ゴムの無限の可能性で多くの価値を共創する行動を絶え間なく続けていかなければなりません。
朝日ラバーはさまざまなパートナーとともにその可能性をさらに追求していくことで、社会課題を解決し、人々の生活を豊かにするような価値を生み出す会社であり続けます。
2.SDGsへの取り組み
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
当社も、事業活動を通じて、『誰一人取り残さない』ことを掲げる世界共通の目標であるSDGsに貢献していく活動を行うことで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
ゴール3 | あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。 |
ゴール4 | すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する。 |
ゴール5 | ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。 |
ゴール7 | 全ての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。 |
ゴール8 | 包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。 |
ゴール9 | 強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。 |
ゴール12 | 持続可能な生産消費形態を確保する。 |
ゴール13 | 気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る。 |
ゴール17 | 持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。 |
3.人権方針の制定
近年、企業の人権尊重への取り組みの重要性は増しており、自社のみならずサプライチェーン全体での取り組みが求められています。グローバルで事業展開する朝日ラバーグループは、国際基準に則った人権配慮はSDGs/ESG経営の基盤であるとの認識に立ち、当社グループの人権に関する考え方をより明確にした上で取り組みを推進することを目的に、人権方針を策定しました。
朝日ラバーグループ人権方針
朝日ラバーグループは、社訓である「個性を尊重し特徴ある企業に高めよう」「豊かな人間関係、生活の向上を目指し社会に奉仕しよう」のもと、従業員の創意工夫と改善努力が事業の継続的な発展の根幹であることを強く認識し、朝日ラバーグループが事業を行う各国・地域の法令を遵守するとともに、人権尊重の責任を果たすよう努めてまいります。
一.従業員の人権、個性および尊厳を尊重し、いきいきと働くことができる職場環境づくりを目指し、職場における各種ハラスメントや差別を排除します。また、児童労働・強制労働・不当な低賃金労働を行いません。
一.事業を関わるサプライチェーン全体を通じて人権尊重の推進に努めます。
一.事業活動に伴う人権に関する負の影響の把握に努め、その回避または軽減を図るよう努めます。
一.人権尊重に関する活動について、従業員のプライバシーに十分配慮しながら、情報公開に努めます。
一.従業員一人ひとりに人権尊重に関する朝日ラバーグループの方針と活動の啓発に努め、人権尊重への正しい理解と働きやすい職場づくりを協力して進めます。
4.環境・社会目標とKPI
「サステナビリティビジョン2030」実現のため、当社グループが取り組むべき環境・社会目標、KPIを設定しました。目標、KPIに関する進捗は毎年報告します。
@環境(方針・実績/KPI)
当社グループは環境問題が人類共通の重要課題であることを認識し、「環境にやさしいものづくり」をスローガンとして、地球環境保全と社会への貢献を目指して活動します。
2020年度実績 (2021年3月期) |
2029年度目標 (2030年3月期) |
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CO2削減 | 2013年度比1.9%削減 | 2013年度比30%削減 |
電気使用量 | 676万kWh | 520万kWh |
A社会(方針・実績/KPI)
働きがいのある職場環境で従業員一人ひとりが生き生きと活躍することで、お客さまにご満足いただける製品を提供し続けます。
2020年度実績 (2021年3月期) |
2029年度目標 (2030年3月期) |
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健康診断結果後の再検査受診率 | 24% | 50% |
ストレスチェック受診率 | 100% | 100% |
年次有給休暇取得日数(平均) | 9.0日 | 15日以上 |
退職率 | 1.3% | 3% |
働きがい度指数(総合)※ | 71.6 | 73以上 |
顧客満足度(売上上位20社) 「満足」「やや満足」の割合 |
84% | 90%以上 |
※働きがい度指数(総合):働きがい度調査は年に一度、全従業員を対象に、「信用」「尊敬」「公正」「誇り」「連帯感」「総合」の各項目について、5段階のうちから選択する形式の調査です。働きがい度指数として、項目のうち「総合」において、5段階評価で3以上を付けた方の割合としています。
5.情報の公開
「サステナビリティビジョン2030」に向けた活動は、環境・社会目標達成に向けたKPIの達成状況を含め、当社ホームページにて随時公開します。